鶏口となるも牛後となるなかれ
(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)

「鶏口となるも牛後となるなかれ」の意味

大きな集団の中で人のあとについていくより、小さな集団でもその先頭に立つほうがよいということ。

「鶏口となるも牛後となるなかれ」の使い方

鶏口となるも牛後となるなかれと考えて、部員の少ない科学部で部長をめざすことにした。

小学生に理解できる「鶏口となるも牛後となるなかれ」を使った物語

中学一年生のたけるは、部活を決めるのになやんでいました。友だちの多くは、部員が八十人もいる人気のサッカー部に入ると言っています。でも、たけるが本当に興味があったのは、部員が五人しかいないロボット部でした。

「みんなといっしょのほうが楽しいかな。でも、ロボットも作ってみたいし。」たけるは、家でお父さんに相談しました。

お父さんは言いました。「鶏口となるも牛後となるなかれ、という言葉がある。大きな集団で後ろについていくより、小さくてもその先頭に立つほうがいい、という意味だよ。どちらを選ぶかはたけるしだいだけど、自分が本当にやりたいことを大切にしてほしいな。」

たけるは、思いきってロボット部に入ることにしました。

ロボット部は人数が少ない分、一人ひとりがたくさんの仕事を任されました。たけるは、プログラムを書く係になりました。わからないことばかりでしたが、先ぱいに教わりながら、毎日夢中で取り組みました。

二年生になると、たけるは部長に選ばれました。部員をまとめて、市のロボットコンテストに出場し、なんと準優勝に輝いたのです。

表しょう式のあと、たけるはお父さんに言いました。「鶏口となるも牛後となるなかれって、こういうことだったんだね。自分で決めて、自分で引っぱっていくのって、大変だけど楽しいよ。」お父さんは、うれしそうにたけるの肩をたたきました。

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