ある日、村の広場に大きな馬がいました。この馬は、いつも元気いっぱいで、広場を自由に走り回っていました。しかし、周りの人々は、この馬に何かを伝えることがなかなか難しいと感じていました。なぜなら、馬はいつも自分の好きなことをしていて、人の言うことをまったく気にしないからです。
春のある日、心地よい風が吹き始めました。村の子どもたちはその風を楽しみながら遊んでいましたが、馬はただ草を食べたり走り回ったりすることに夢中でした。友達の一人が馬に「おいで!」と呼んでも、馬はまるで聞こえないかのように、ただ草をむしゃむしゃ食べ続けました。
村の人々は、この馬の様子を見て、「あの馬は本当に馬耳東風だね」と話しました。春の優しい風が吹いているのに、馬は全く気にしていないのです。まるでその風が自分に何かを伝えようとしているとは思ってもいないかのようでした。人々は笑いながらも、馬の無関心さに少し驚いていました。
ある日、馬が村の子どもたちが集まる広場に来ました。子どもたちは「馬に乗りたい!」と大騒ぎしましたが、馬は自分の好きな草を食べることに夢中で、誰が呼んでいるのか、何を言われているのか全く気にしませんでした。子どもたちはその様子を見て、また「馬耳東風だ!」と笑いあいました。馬はただ自分の世界にいるのです。