筆を置く(ふでをおく)

「筆を置く」の意味

①文章を書き終えること。②文章を書く仕事をやめること。

「筆を置く」の使い方

作文の最後の一文を書いて、ようやく筆を置いた。

小学生に理解できる「筆を置く」を使った物語

ある日、ミサキは、遠くに住むおばあちゃんに手紙を書くことにしました。おばあちゃんは、ミサキからの手紙をいつも楽しみにしてくれています。

ミサキは、学校であったことを書き始めました。運動会でリレーの選手に選ばれたこと、友だちと新しい遊びを考えたこと、学級園のミニトマトが赤くなったこと。書きたいことが次々にうかんできて、便せんは三枚目になりました。

「最後に、何を書こうかな」。ミサキは少し考えて、「おばあちゃん、冬休みに会えるのを楽しみにしています。かぜをひかないでね」と書きました。

そこまで書くと、ミサキは筆を置きました。読み返してみると、自分の気持ちがちゃんと伝わる手紙になっていました。

お母さんが、ミサキの手紙をのぞいて言いました。「ずいぶんたくさん書いたわね。おばあちゃん、きっとよろこぶわよ」。

次の日、ミサキは手紙をポストに入れました。一週間後、おばあちゃんから返事がとどきました。「ミサキの手紙を読んで、元気が出ました。冬休みを楽しみにしています」。

ミサキは、筆を置いたあとの、すっきりした気持ちを思い出しながら、また手紙を書こうと思ったのでした。

「筆を置く」の例文

  • 五十年書き続けた新聞のコラムの最後の回を出して、その記者は筆を置いた。
  • 夜明け近くに小説の最後の章を書き上げた作家は、筆を置いて窓を開けた。
  • 担任の先生は、学級通信を「今月はこのへんで筆を置きます」と結んでいた。

「筆を置く」の類語

  • 筆をおさめる
  • 筆を絶つ

「筆を置く」の対義語

  • 筆を執る

「筆を置く」の由来

書き終えて、手に持っていた筆を机に置く様子にたとえた言い方です。

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