為せば成る
(なせばなる)

「為せば成る」の意味

どんなにむずかしそうなことでも、強い気持ちでやりとおせば、必ずできるということ。

「為せば成る」の使い方

為せば成ると自分に言い聞かせて、苦手な鉄ぼうの逆上がりを毎日練習した。

小学生に理解できる「為せば成る」を使った物語

六年生のさくらは、学芸会でピアノのばんそうをすることになりました。でも、曲はとても長く、むずかしいところがたくさんありました。楽ふを見ただけで、さくらはため息をつきました。

「わたしには、むりかもしれない。」そうつぶやくと、ピアノの先生がにっこり笑って言いました。「為せば成る、という言葉があるのよ。やろうと決めて取り組めば、できるようになるわ。」

さくらは、曲を小さな部分に分けて練習することにしました。今日は最初の四小節、明日は次の四小節というように、少しずつ進めました。指がもつれて、同じところで何度もまちがえる日もありました。それでも、さくらは毎日ピアノの前にすわりました。

二週間がたつと、むずかしかったところも、指が自然に動くようになりました。三週間目には、最初から最後まで止まらずにひけるようになりました。

学芸会の日、体育館にはたくさんの家族が集まっていました。さくらはどきどきしながらも、練習を思い出してけんばんに指をおきました。歌声とピアノの音がひとつになり、最後の音がひびくと、大きなはく手がわき起こりました。

帰り道、さくらは空を見上げて思いました。「あのとき、あきらめなくてよかった。為せば成るって、本当だったんだ。」さくらの胸は、うれしさでいっぱいでした。

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