少年老い易く学成り難し
(しょうねんおいやすくがくなりがたし)

「少年老い易く学成り難し」の意味

若い時代はすぐに過ぎてしまうのに、学問はなかなか身につかない。だから、時間をむだにせず勉強にはげむべきだということ。

「少年老い易く学成り難し」の使い方

少年老い易く学成り難しと言うから、夏休みこそ計画を立てて勉強しよう。

小学生に理解できる「少年老い易く学成り難し」を使った物語

中学一年生のこうへいは、勉強より遊ぶほうがずっと好きでした。「勉強なんて、大人になってからでもできるよ。」それが、こうへいの口ぐせでした。

ある日曜日、こうへいはおじいちゃんの家に遊びに行きました。おじいちゃんは、七十さいをこえた今も、毎日英語の勉強をしています。

「おじいちゃん、どうして今さら英語を勉強しているの。」こうへいがたずねると、おじいちゃんは少しさびしそうに笑いました。

「若いころは仕事ばかりで、ちっとも勉強しなかったんだ。今になって外国に行ってみたいと思ったけれど、単語がなかなかおぼえられなくてね。少年老い易く学成り難し、とはよく言ったものだよ。若い時間は、あっというまに過ぎてしまうんだ。」

こうへいは、おじいちゃんの机の上にある、ふせんだらけの単語帳を見つめました。おじいちゃんの指は、何度もページをめくったせいで少しよごれていました。

帰り道、こうへいは考えました。自分が中学生でいられるのは、たった三年間です。あっというまに大人になってしまうかもしれません。

その夜、こうへいは一日三十分だけ、英語の勉強をすることに決めました。机に向かいながら、少年老い易く学成り難しという言葉を、ノートの表紙に書きこみました。いつか、おじいちゃんと外国を旅するのが、こうへいの新しい夢になりました。

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