五十歩百歩
(ごじっぽひゃっぽ)

「五十歩百歩」の意味

少しのちがいはあっても、ほとんど同じで、たいした差はないこと。

「五十歩百歩」の使い方

ぼくの部屋も兄の部屋も散らかっていて、どちらがきれいかは五十歩百歩だ。

小学生に理解できる「五十歩百歩」を使った物語

けんたと弟のしょうは、どちらがお手伝いをよくしているかで言い合いになりました。

「ぼくは、きのうお皿を三枚洗ったよ。」けんたが言うと、しょうも負けずに言い返しました。「ぼくは、くつを二足ならべたもん。」二人とも、自分のほうがえらいと思っていました。

そこへ、お母さんがやってきました。「あら、二人とも、お手伝いの話をしているの。」けんたが「ぼくのほうがたくさんやったよね」と聞くと、お母さんは少し考えてから言いました。

「お皿三枚と、くつ二足ね。でも、この一週間でお手伝いをしたのは、その一回ずつでしょう。それなら五十歩百歩よ。どちらも、もっとがんばれるんじゃないかしら。」

けんたとしょうは顔を見合わせました。言われてみれば、そのとおりです。自分のほうが少し多いからといって、いばれるほどのことではありませんでした。

「じゃあ、これから毎日、何かひとつお手伝いをしようよ。」けんたが言うと、しょうも「うん、競争だ」と元気に答えました。

それから二人は、毎日カレンダーにお手伝いを書きこむことにしました。お風呂そうじ、洗たく物たたみ、ごみ出し。一週間後、カレンダーはたくさんの文字でうまっていました。お母さんは「これなら五十歩百歩なんて言えないわね」と、うれしそうに笑いました。

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