親の七光り
(おやのななひかり)

「親の七光り」の意味

親の地位や名声のおかげで、子どもが得をしたり、大事にされたりすること。

「親の七光り」の使い方

有名な選手の息子だから選ばれたと言われないように、親の七光りにたよらず練習をつんだ。

小学生に理解できる「親の七光り」を使った物語

中学一年生のそうまのお父さんは、昔、プロ野球の選手でした。町の人ならだれでも知っている有名な人です。

そうまも野球が大好きで、中学の野球部に入りました。ところが、入部してすぐ、上級生がひそひそ話しているのが聞こえてきました。「どうせ、親の七光りでレギュラーになるんだろう。」

そうまは、くやしくてたまりませんでした。家に帰ると、お父さんに言いました。「ぼく、お父さんの子どもだから、ずるいと思われているみたい。」

お父さんは、しばらく考えてから言いました。「親の七光りだと言われたくなかったら、だれよりも練習するしかない。自分の力で、みんなに認めてもらうんだ。」

その日から、そうまは朝早くグラウンドに来て、一人で素振りを続けました。放課後の練習のあとも、ボール拾いや道具の片づけを進んでやりました。

半年がたつころには、上級生も、そうまの練習ぶりを認めるようになっていました。秋の大会の前、監督がメンバーを発表すると、そうまの名前が呼ばれました。

「おまえは、自分の力で選ばれたんだ。」あのとき、ひそひそ話をしていた上級生が、そうまの肩をたたきました。そうまは、親の七光りではない自分の力がみとめられたことが、何よりうれしく感じました。

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