年寄りの冷や水
(としよりのひやみず)

「年寄りの冷や水」の意味

年をとった人が、年に合わない無理なことをするのをいましめたり、からかったりする言葉。

「年寄りの冷や水」の使い方

おじいちゃんは運動会のリレーに出たあと、年寄りの冷や水だったと言って、腰をさすっていた。

小学生に理解できる「年寄りの冷や水」を使った物語

秋の地区運動会で、町内会の大人がリレーに出ることになりました。ひろとのおじいちゃんは、七十さいなのに「わしも走る」と言いだしました。

「おじいちゃん、だいじょうぶ。」ひろとが心配すると、おじいちゃんは胸をはりました。「若いころは、陸上部で一番速かったんだぞ。」

運動会の当日、おじいちゃんはバトンを受け取ると、勢いよく走り出しました。最初の五十メートルは、若い人にも負けないくらいの速さでした。でも、カーブにさしかかると、足がもつれはじめ、なんとか次の人にバトンをわたしました。

おじいちゃんは、ゴールのあとしばらく、ベンチにすわりこんで息をととのえていました。

次の日の朝、おじいちゃんは「いたた」と言いながら起きてきました。足も腰も、ひどい筋肉痛になっていたのです。

「やっぱり、年寄りの冷や水だったなあ。」おじいちゃんは、自分で自分を笑うように言いました。「気持ちは若いつもりでも、体はそうはいかない。むりをしてはいけないな。」

ひろとは、おじいちゃんのせなかに湿布をはってあげました。「来年は、玉入れにしようよ。ぼくもいっしょに出るから。」おじいちゃんはうれしそうに「それはいい考えだ」と笑いました。

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