浮き足立つ(うきあしだつ)

「浮き足立つ」の意味

不安やおそれで落ち着きをなくし、そわそわする様子。

「浮き足立つ」の使い方

試合の終わりに同点に追いつかれ、チームのみんなが浮き足立った。

小学生に理解できる「浮き足立つ」を使った物語

ケンの学校では、毎年秋に、六年生が下級生の前で劇を発表します。ケンは主役に選ばれ、何週間も練習を重ねてきました。

ところが本番の日、幕のうしろで出番を待っていると、客席のざわざわした声が聞こえてきました。ケンは急に不安になり、手のひらにじっとりと汗がにじんできました。

「せりふを忘れたらどうしよう」。そう思うと、じっと立っていられなくなり、うろうろと歩き回ってしまいます。まわりの友だちも同じように落ち着かず、みんな浮き足立っていました。

そのとき、担任の先生が小さな声で言いました。「みんな、浮き足立たないで。目を閉じて、ゆっくり三回、息をすってみよう」。

ケンたちは言われたとおりに、深呼吸をしました。すると、どきどきしていた胸が、少しずつ静かになっていきました。

幕が上がると、ケンははっきりとした声で、最初のせりふを言うことができました。それからは練習のときと同じように、みんなで劇を進めていきました。

劇が終わると、大きな拍手が起こりました。ケンは、落ち着くことの大切さを心に刻んだのでした。

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