故事成語辞典
相手が強すぎて、とてもかなわないこと。
兄とのテニスの試合は、まったく歯が立たなかった。
夏休み、リクはいとこのソウタの家に遊びに行きました。ソウタは中学二年生で、学校の将棋部に入っています。リクは、学校の友だちの中では、将棋がいちばん強いと思っていました。そこで、「ソウタ兄ちゃん、勝負しよう」と、自信たっぷりにさそいました。ところが、対局が始まると、リクの駒はあっという間に取られていきました。リクが一手考えている間に、ソウタはもう次の手を決めているようでした。三十分もたたないうちに、リクの王様は追いつめられてしまいました。二回目も、三回目も同じでした。リクは「全然、歯が立たないよ」と、ため息をつきました。ソウタは笑って、「ぼくも部活で毎日さしているからね。リクは駒の動かし方はいいけど、守りがうすいんだ」と言い、王様を守る形を教えてくれました。その夏、リクは毎日ソウタに教わりながら練習しました。最後の日には、まだ勝てなかったものの、前よりずっと長く戦えるようになりました。「次に会うときは、もう歯が立たないなんて言わせないからね」とリクが言うと、ソウタは「楽しみにしてるよ」と笑いました。
夏休み、リクはいとこのソウタの家に遊びに行きました。ソウタは中学二年生で、学校の将棋部に入っています。
リクは、学校の友だちの中では、将棋がいちばん強いと思っていました。そこで、「ソウタ兄ちゃん、勝負しよう」と、自信たっぷりにさそいました。
ところが、対局が始まると、リクの駒はあっという間に取られていきました。リクが一手考えている間に、ソウタはもう次の手を決めているようでした。三十分もたたないうちに、リクの王様は追いつめられてしまいました。
二回目も、三回目も同じでした。リクは「全然、歯が立たないよ」と、ため息をつきました。
ソウタは笑って、「ぼくも部活で毎日さしているからね。リクは駒の動かし方はいいけど、守りがうすいんだ」と言い、王様を守る形を教えてくれました。
その夏、リクは毎日ソウタに教わりながら練習しました。最後の日には、まだ勝てなかったものの、前よりずっと長く戦えるようになりました。「次に会うときは、もう歯が立たないなんて言わせないからね」とリクが言うと、ソウタは「楽しみにしてるよ」と笑いました。
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