威儀を正す(いぎをただす)

「威儀を正す」の意味

身なりや姿勢をととのえて、礼儀正しい態度をとること。

「威儀を正す」の使い方

式が始まると、来賓の人たちは威儀を正して席に着いた。

小学生に理解できる「威儀を正す」を使った物語

コウキの小学校では、春に入学式が行われます。六年生のコウキは、新一年生をむかえる係になりました。

入学式の朝、コウキは早めに学校へ行きました。体育館に入ると、担任の先生が言いました。「今日は一年生にとって、一生に一度の大切な日です。みんな、威儀を正して式にのぞみましょう」。

コウキは、シャツのボタンをいちばん上までとめ、えりを整えました。いすに座るときは、背筋をまっすぐのばし、ひざの上に手をおきました。いつもはおしゃべりな友だちも、今日は口をきゅっと結んでいます。

式が始まると、緊張した顔の一年生たちが入場してきました。六年生がきちんと並んで拍手をすると、一年生の顔が少しほっとしたように見えました。

式が終わったあと、校長先生がコウキたちに声をかけました。「六年生のみなさんが威儀を正していてくれたおかげで、とても立派な式になりましたよ」。

コウキはうれしくなりました。身なりや姿勢を整えることで、相手を大切に思う気持ちが伝わるのだと感じたのです。

その日の帰り道、コウキは、一年生の手を引いて、校門まで送っていったのでした。

「威儀を正す」の例文

  • 家を建てる前のおはらいで、神主さんがおいのりの言葉を読み始めると、大工さんたちもヘルメットをぬいで威儀を正した。
  • 茶道の先生のお宅に初めて上がった兄は、玄関でくつをそろえ、威儀を正してあいさつをした。
  • ふだんはジャージで授業をしている体育の先生も、卒業式の日だけはスーツを着て、威儀を正していた。

「威儀を正す」の類語

「威儀を正す」の由来

「威儀」は、礼にかなった重々しい身なりやふるまいのことで、それをきちんと整えるという意味の言葉です。

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