故事成語辞典
身なりや姿勢をととのえて、礼儀正しい態度をとること。
式が始まると、来賓の人たちは威儀を正して席に着いた。
コウキの小学校では、春に入学式が行われます。六年生のコウキは、新一年生をむかえる係になりました。入学式の朝、コウキは早めに学校へ行きました。体育館に入ると、担任の先生が言いました。「今日は一年生にとって、一生に一度の大切な日です。みんな、威儀を正して式にのぞみましょう」。コウキは、シャツのボタンをいちばん上までとめ、えりを整えました。いすに座るときは、背筋をまっすぐのばし、ひざの上に手をおきました。いつもはおしゃべりな友だちも、今日は口をきゅっと結んでいます。式が始まると、緊張した顔の一年生たちが入場してきました。六年生がきちんと並んで拍手をすると、一年生の顔が少しほっとしたように見えました。式が終わったあと、校長先生がコウキたちに声をかけました。「六年生のみなさんが威儀を正していてくれたおかげで、とても立派な式になりましたよ」。コウキはうれしくなりました。身なりや姿勢を整えることで、相手を大切に思う気持ちが伝わるのだと感じたのです。その日の帰り道、コウキは、一年生の手を引いて、校門まで送っていったのでした。
コウキの小学校では、春に入学式が行われます。六年生のコウキは、新一年生をむかえる係になりました。
入学式の朝、コウキは早めに学校へ行きました。体育館に入ると、担任の先生が言いました。「今日は一年生にとって、一生に一度の大切な日です。みんな、威儀を正して式にのぞみましょう」。
コウキは、シャツのボタンをいちばん上までとめ、えりを整えました。いすに座るときは、背筋をまっすぐのばし、ひざの上に手をおきました。いつもはおしゃべりな友だちも、今日は口をきゅっと結んでいます。
式が始まると、緊張した顔の一年生たちが入場してきました。六年生がきちんと並んで拍手をすると、一年生の顔が少しほっとしたように見えました。
式が終わったあと、校長先生がコウキたちに声をかけました。「六年生のみなさんが威儀を正していてくれたおかげで、とても立派な式になりましたよ」。
コウキはうれしくなりました。身なりや姿勢を整えることで、相手を大切に思う気持ちが伝わるのだと感じたのです。
その日の帰り道、コウキは、一年生の手を引いて、校門まで送っていったのでした。
「威儀」は、礼にかなった重々しい身なりやふるまいのことで、それをきちんと整えるという意味の言葉です。
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