腹に据えかねる(はらにすえかねる)

「腹に据えかねる」の意味

怒りをどうしてもがまんできない様子。

「腹に据えかねる」の使い方

弟にゲームのデータを消されて、さすがに腹に据えかねた。

小学生に理解できる「腹に据えかねる」を使った物語

マンションに住むソウタの家の上の階では、毎晩おそくまでドンドンと大きな音がします。最近引っこしてきた家族のようでした。

はじめのうち、ソウタのお父さんは「引っこしたばかりで、片づけをしているんだろう」と気にしないようにしていました。でも、一週間たっても、二週間たっても、夜の十一時ごろまで音は続きました。

ある晩、ソウタが明日のテストのために早くねようとしても、上からの音で目がさえてしまいました。お父さんも、とうとう腹に据えかねた様子で、「明日、ちゃんと話しに行こう」と言いました。

次の日、お父さんとソウタは上の階をたずねました。お父さんは、どなったりせずに、「夜おそくの音が下にひびいていて、子どもがねむれないんです」と落ち着いて伝えました。

すると、上の階のお母さんがおどろいた顔で言いました。「すみません、気がつきませんでした。うちの子が夜にボール遊びをしていたんです」。次の日、上の家族はゆかにマットをしいてくれました。

その夜から、音はほとんど聞こえなくなりました。お父さんは「腹に据えかねても、どなったらけんかになるだけだからね。落ち着いて話してよかった」と言いました。ソウタは、ぐっすりねむれるようになりました。

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