家を傾ける(いえをかたむける)

「家を傾ける」の意味

財産をなくして、家をおとろえさせること。

「家を傾ける」の使い方

その殿様は、ぜいたくをしすぎて家を傾かせたという。

小学生に理解できる「家を傾ける」を使った物語

むかしむかし、ある町に、大きな呉服屋がありました。主人はまじめな働き者で、店はいつもお客さんでにぎわっていました。

ところが、主人が年をとって店をゆずると、跡をついだ息子は、仕事よりも遊ぶことに夢中になりました。毎晩のように宴会を開き、高い品物を次々と買いこみました。

番頭は、何度も息子をいさめました。「若だんな、このままでは家を傾けてしまいます」。けれど息子は、「この店のお金は、使っても使ってもなくならないさ」と、耳を貸しませんでした。

数年たつと、店のたくわえはすっかりなくなってしまいました。お客さんも少しずつ減り、店の奥の蔵は空っぽになりました。

ようやく目がさめた息子は、番頭の前で頭を下げました。「わたしのせいで、家を傾けてしまった。どうか、もう一度やり直す方法を教えてほしい」。

番頭は、父親の主人がしていたように、朝早くから店先に立つことをすすめました。息子は、遊ぶのをやめて、毎日ていねいにお客さんと向き合いました。

何年もかかって、店は少しずつ元の姿を取りもどしていきました。息子は、家を傾けた日のことを、一生忘れなかったそうです。

意味や気持ち・場面から言葉を探す

広告この言葉をもっと学べる本

Amazonのアソシエイトとして、故事成語辞典は適格販売により収入を得ています。広告について

慣用句 学習用問題