一矢を報いる(いっしをむくいる)

「一矢を報いる」の意味

相手の攻撃や非難に対して、わずかでもやり返すこと。

「一矢を報いる」の使い方

大差で負けていたが、最後の最後にゴールを決めて、一矢を報いた。

小学生に理解できる「一矢を報いる」を使った物語

中学二年のはやとのバスケットボール部は、地区大会で、優勝候補のチームと対戦しました。相手チームは、背の高い選手ばかりです。

試合が始まると、相手チームはどんどん点を重ねていきました。前半が終わったとき、点差は三十点も開いていました。

ハーフタイムに、キャプテンが言いました。「勝つのはむずかしいかもしれない。でも、練習してきた速攻だけは、ぜったいに決めよう」。

後半、はやとたちは、相手がシュートを外したしゅんかん、全員で一気に走りました。はやとがパスを受け取り、そのままシュートを決めました。

練習してきた速攻が、初めて決まったのです。その後も、はやとたちは何度か速攻を決め、相手チームに一矢を報いることができました。

試合は大差で負けてしまいましたが、相手チームのキャプテンが「あの速攻は止められなかった」と言ってくれました。

はやとたちは、負けたくやしさの中にも、確かな手ごたえを感じていました。一矢を報いた速攻を、次は勝つための武器にしようと、みんなで約束しました。

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