一泡吹かせる(ひとあわふかせる)

「一泡吹かせる」の意味

相手の不意をついて、驚きあわてさせること。

「一泡吹かせる」の使い方

いつも負けている兄に、新しい作戦で一泡吹かせてやった。

小学生に理解できる「一泡吹かせる」を使った物語

町内のこども将棋大会で、ミナトは去年、六年生のダイキに負けてしまいました。ダイキは三年連続で優勝している、町でいちばん強い子です。

ミナトは「来年こそ、ダイキくんに一泡吹かせてやる」と決めました。それから一年間、毎日おじいちゃんと将棋をさし、図書館で将棋の本を借りて、新しい作戦を研究しました。

今年の大会で、ミナトは順調に勝ち進み、決勝でまたダイキと当たりました。ダイキは「今年もよろしくね」と、自信たっぷりにほほえみました。

対局が始まると、ミナトは去年とはまったくちがう、本で研究した作戦を使いました。ダイキは、はじめて見る手に首をかしげ、長い時間考えこみました。

そして、とうとうミナトが勝ちました。ダイキは、しばらくぽかんとしていましたが、やがて「まいった。そんな作戦があるなんて知らなかったよ」と頭を下げました。ミナトは、去年の約束どおり、強い相手に一泡吹かせることができたのです。

大会のあと、ダイキが「来年は負けないからね。その作戦、ぼくも研究するよ」と言いました。ミナトは「うん、また勝負しよう」と答え、二人はかたい握手をかわしました。

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