故事成語辞典
苦労をいやがって、なまけること。
骨を惜しまずに働く祖父は、近所の人からたよりにされている。
ソウタのクラスでは、学級園の草むしりを、毎週みんなで交代でやることになっていました。けれどソウタは、草むしりが大きらいでした。「暑いし、手はよごれるし、めんどうだなあ」。当番の日になると、ソウタはいつも何かと理由をつけて、早めに帰ってしまいました。ある日、同じ当番のアオイが、ソウタに言いました。「ソウタくん、骨を惜しんでばかりいると、学級園がだめになっちゃうよ」。ソウタは、むっとしました。けれど、学級園をのぞいてみると、ソウタの担当の場所だけ、雑草がのび放題になっていました。となりのアオイの場所では、ミニトマトが赤く実り始めているのに、ソウタの場所のトマトは、雑草にかくれて小さいままです。ソウタは、はずかしくなりました。骨を惜しんでいたせいで、トマトが育たなかったのです。次の当番の日、ソウタは帰らずに、汗をかきながら雑草をぬきました。一度やり始めると、きれいになっていく地面を見るのが、だんだん楽しくなってきました。一か月後、ソウタの場所のトマトも、赤く実りました。「骨を惜しまずにやると、こんなにちがうんだね」。ソウタは、もぎたてのトマトをアオイといっしょに食べながら、そう言ったのでした。
ソウタのクラスでは、学級園の草むしりを、毎週みんなで交代でやることになっていました。けれどソウタは、草むしりが大きらいでした。
「暑いし、手はよごれるし、めんどうだなあ」。当番の日になると、ソウタはいつも何かと理由をつけて、早めに帰ってしまいました。
ある日、同じ当番のアオイが、ソウタに言いました。「ソウタくん、骨を惜しんでばかりいると、学級園がだめになっちゃうよ」。
ソウタは、むっとしました。けれど、学級園をのぞいてみると、ソウタの担当の場所だけ、雑草がのび放題になっていました。となりのアオイの場所では、ミニトマトが赤く実り始めているのに、ソウタの場所のトマトは、雑草にかくれて小さいままです。
ソウタは、はずかしくなりました。骨を惜しんでいたせいで、トマトが育たなかったのです。
次の当番の日、ソウタは帰らずに、汗をかきながら雑草をぬきました。一度やり始めると、きれいになっていく地面を見るのが、だんだん楽しくなってきました。
一か月後、ソウタの場所のトマトも、赤く実りました。「骨を惜しまずにやると、こんなにちがうんだね」。ソウタは、もぎたてのトマトをアオイといっしょに食べながら、そう言ったのでした。
「骨」は、体を動かして働くことや苦労することのたとえで、その苦労をいやがって出しおしむことから来た言い方です。
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