潰しが利く(つぶしがきく)

「潰しが利く」の意味

身につけた力や経験が、ほかの仕事でも役に立つこと。

「潰しが利く」の使い方

いろいろなことを学んでおくと、潰しが利くと父が言っていた。

小学生に理解できる「潰しが利く」を使った物語

カナのお母さんは、結婚する前、旅行会社で働いていました。たくさんのお客さんの旅行の計画を立て、電話や手紙で、ていねいにやりとりをしていたそうです。

カナが生まれてからは、しばらく仕事を休んでいましたが、今年から、近くの市役所の窓口で働くことになりました。

「旅行の仕事と市役所の仕事って、ぜんぜんちがうよね。だいじょうぶ?」。カナが心配すると、お母さんは笑って言いました。

「それが、意外と役に立っているのよ。お客さんの話をよく聞いて、わかりやすく説明する力は、どんな仕事にも必要だからね」

お母さんは、市役所でも、困っている人の話をじっくり聞いて、手続きの方法をわかりやすく説明しているそうです。上司の人からも、「説明がとてもていねいだ」とほめられたと、うれしそうに話していました。

お父さんが言いました。「お母さんが旅行会社でつちかった力は、潰しが利くんだね」。

カナは、潰しが利くという言葉を、心の中でくり返しました。いっしょうけんめい身につけた力は、ちがう場所でもちゃんと役に立つのです。カナは、今がんばっている習字やそろばんも、いつかどこかで役に立つかもしれないと思ったのでした。

「潰しが利く」の例文

  • 大学で機械のことを学んだいとこは、潰しが利くと言われたとおり、今は病院の機器を整える仕事をしている。
  • 祖母は若いころ銀行で数字をあつかっていたので潰しが利き、今は町内会の会計をまかされている。
  • 「英語は潰しが利くから」と、姉はどの仕事につくか決める前に、まず英語の勉強を始めた。

「潰しが利く」の由来

金属でできた物を潰しても、とかして別の物に作り直して使えることにたとえた言い方です。

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