胸を打つ(むねをうつ)

「胸を打つ」の意味

人の心を強く感動させること。

「胸を打つ」の使い方

転んでも最後まで走りぬいた選手のすがたは、見ている人の胸を打った。

小学生に理解できる「胸を打つ」を使った物語

合唱コンクールの練習で、中学一年のクラスは、なかなか声がそろいませんでした。特に男子は、はずかしがって小さな声しか出しません。

ある日の練習で、伴奏担当のさきが、ピアノの前で言いました。「わたし、小さいころから、このコンクールで伴奏するのが夢だったの」。

さきは、指にばんそうこうをはりながらも練習を続けていました。家では、夜おそくまでヘッドホンをつけて、電子ピアノで練習していたのです。

さきは、毎日二時間も練習していることを、だれにも話していませんでした。その話を聞いて、クラスの空気が変わりました。

次の日から、男子も大きな声で歌うようになりました。休み時間にも、パートごとに集まって練習するすがたが見られました。

コンクールの本番、クラスの歌声は体育館いっぱいに広がりました。最後の音が消えたとき、会場から大きな拍手がわき起こりました。

あとで校長先生が言いました。「みんなの心が一つになった歌は、聞いている人の胸を打ちますね」。さきは、うれしくて涙がこぼれました。

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