故事成語辞典
まったく欠点がなく、悪いところを言いようがないこと。
姉のピアノの演奏は、非の打ちどころがないものだった。
コウキのお姉さんのアカリは、高校の書道部に入っています。秋の書道展に向けて、アカリは毎日、家でも練習を続けていました。アカリが書くのは、「飛翔」という二文字です。何百枚も書いては、少しでも気に入らないところがあると、また最初から書き直しました。コウキが見ると、どれも上手に見えましたが、アカリは「線の太さがそろっていない」「はらいが弱い」と、首をふるのでした。書道展の一週間前の夜、アカリはついに一枚の作品を書き上げました。筆を置いたアカリは、しばらくその作品を見つめて、やっと「これにする」と言いました。書道展の日、コウキは家族といっしょに会場に行きました。アカリの作品の前では、たくさんの人が足を止めていました。審査員の先生が、アカリの作品を見て言いました。「この作品は、非の打ちどころがないね。字の形も、線の勢いも、まったく欠点がない」アカリの作品は、金賞に選ばれました。表彰式のあと、コウキはアカリに言いました。「お姉ちゃん、すごいね」アカリは笑って言いました。「何百枚も書いたからね。非の打ちどころがないって言ってもらえたのは、たくさん失敗したおかげだよ」。コウキは、お姉さんの練習のあとが残る紙の山を思い出しました。
コウキのお姉さんのアカリは、高校の書道部に入っています。秋の書道展に向けて、アカリは毎日、家でも練習を続けていました。
アカリが書くのは、「飛翔」という二文字です。何百枚も書いては、少しでも気に入らないところがあると、また最初から書き直しました。コウキが見ると、どれも上手に見えましたが、アカリは「線の太さがそろっていない」「はらいが弱い」と、首をふるのでした。
書道展の一週間前の夜、アカリはついに一枚の作品を書き上げました。筆を置いたアカリは、しばらくその作品を見つめて、やっと「これにする」と言いました。
書道展の日、コウキは家族といっしょに会場に行きました。アカリの作品の前では、たくさんの人が足を止めていました。
審査員の先生が、アカリの作品を見て言いました。「この作品は、非の打ちどころがないね。字の形も、線の勢いも、まったく欠点がない」
アカリの作品は、金賞に選ばれました。表彰式のあと、コウキはアカリに言いました。「お姉ちゃん、すごいね」
アカリは笑って言いました。「何百枚も書いたからね。非の打ちどころがないって言ってもらえたのは、たくさん失敗したおかげだよ」。コウキは、お姉さんの練習のあとが残る紙の山を思い出しました。
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