水を打ったよう(みずをうったよう)

「水を打ったよう」の意味

大勢の人が、しんと静まり返る様子。

「水を打ったよう」の使い方

校長先生がマイクの前に立つと、体育館は水を打ったように静かになった。

小学生に理解できる「水を打ったよう」を使った物語

六年生を送る会の日、体育館には全校の子どもたちが集まっていました。開会の前は、あちこちでおしゃべりの声がして、とてもにぎやかでした。

最初のプログラムは、五年生のアオイによるピアノの演奏です。アオイがステージに上がり、ピアノの前にすわって、ゆっくりと手を鍵盤の上に置きました。

そのとたん、体育館は水を打ったように静まり返りました。さっきまで話していた一年生も、ふざけていた三年生も、みんなステージを見つめています。

やがて、やさしいメロディーが流れ始めました。六年生が入学したときに歌った校歌を、アオイがピアノ用に練習してきたのです。六年生の中には、目をうるませている子もいました。

最後の音が消えても、しばらくはだれも動きませんでした。それから、だれかが手をたたき始めると、体育館じゅうに大きな拍手がわき起こりました。

ステージを下りたアオイに、友だちのユナが言いました。「みんな、水を打ったようにしーんとして聞いていたよ」。アオイは「手がふるえて、まちがえないかどきどきしてた」と笑いました。

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