故事成語辞典
ちがうように見えても、じつは同じ仲間であること。多く、悪いことをする仲間についていう。
弟のつまみ食いをしかったけれど、ぼくも同じことをしていたのだから同じ穴の狢だ。
中学一年のけんとと弟のゆうまは、夕ご飯の前に台所に入るのを、お母さんにきびしく止められていました。ある夕方、けんとが台所をのぞくと、ゆうまがからあげを一つ、こっそり口に入れていました。「あっ、つまみ食いしてる。お母さんに言うぞ」。ゆうまはあわてて言いました。「お兄ちゃんだって、昨日ポテトサラダを食べてたじゃないか」。けんとは、言葉につまりました。本当のことだったからです。そこへ、お母さんが入ってきました。二人の話を聞いていたお母さんは、くすっと笑いました。「二人とも、同じ穴の狢ね」。けんとは、弟をしかる前に、自分のこともふり返るべきだったと思いました。二人は、そろってお母さんにあやまりました。お母さんは「そんなにお腹がすいているなら、手伝ってくれる」と言いました。二人は、サラダのレタスをちぎったり、お皿をならべたりしました。その日のからあげは、自分たちが手伝ったぶん、いつもよりおいしく感じられました。それからは、つまみ食いの代わりに、手伝いをするのが二人の楽しみになりました。
中学一年のけんとと弟のゆうまは、夕ご飯の前に台所に入るのを、お母さんにきびしく止められていました。
ある夕方、けんとが台所をのぞくと、ゆうまがからあげを一つ、こっそり口に入れていました。「あっ、つまみ食いしてる。お母さんに言うぞ」。
ゆうまはあわてて言いました。「お兄ちゃんだって、昨日ポテトサラダを食べてたじゃないか」。けんとは、言葉につまりました。本当のことだったからです。
そこへ、お母さんが入ってきました。二人の話を聞いていたお母さんは、くすっと笑いました。「二人とも、同じ穴の狢ね」。
けんとは、弟をしかる前に、自分のこともふり返るべきだったと思いました。二人は、そろってお母さんにあやまりました。
お母さんは「そんなにお腹がすいているなら、手伝ってくれる」と言いました。二人は、サラダのレタスをちぎったり、お皿をならべたりしました。
その日のからあげは、自分たちが手伝ったぶん、いつもよりおいしく感じられました。それからは、つまみ食いの代わりに、手伝いをするのが二人の楽しみになりました。
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