奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)

「奥歯に物が挟まったよう」の意味

思っていることをはっきり言わず、何かを隠しているような言い方をする様子。

「奥歯に物が挟まったよう」の使い方

姉は奥歯に物が挟まったような言い方で、なかなか本当のことを言わない。

小学生に理解できる「奥歯に物が挟まったよう」を使った物語

ある日の夕方、ハルトのお母さんが、ハルトに聞きました。「今日、学校で何かあったの?」。

ハルトは、少し目をそらして答えました。「えっと……べつに、たいしたことじゃないんだけど……まあ、ちょっといろいろあって……」。

お母さんは、首をかしげました。「なんだか、奥歯に物が挟まったような言い方ね。はっきり言ってごらん」。

ハルトは、しばらくもじもじしていましたが、やがて小さな声で話し始めました。「実は、休み時間に、ボールでクラスの窓ガラスにひびを入れちゃったんだ。先生には言ったけど、お母さんにどう言おうか、ずっと考えてて……」。

お母さんは、ハルトの話を最後まで聞いてから言いました。「先生にちゃんと言えたのは、えらかったわね。でも、お母さんにも、最初からはっきり言ってくれたほうがよかったわ。奥歯に物が挟まったように話されると、かえって心配になるのよ」。

ハルトは、うなずきました。言いにくいことでも、はっきり言ったほうが、気持ちがすっきりするのだと気づいたのです。

次の日、ハルトはお母さんといっしょに学校へ行き、担任の先生にもう一度あやまりました。

「奥歯に物が挟まったよう」の例文

  • 旅行の感想をたずねると、いとこは「まあ、よかったよ」と、奥歯に物が挟まったような答え方をした。
  • 父は、姉の書いた小説を読んで、奥歯に物が挟まったような言い方をせず、よい所と直す所をはっきり伝えた。
  • 部長が奥歯に物が挟まったような話し方をするので、おばは何か大事な知らせがあるのだと気づいた。

「奥歯に物が挟まったよう」の対義語

「奥歯に物が挟まったよう」の由来

奥歯に物が挟まっていると、ことばがはっきりしないことにたとえた言い方です。

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