苦虫をかみつぶしたよう(にがむしをかみつぶしたよう)

「苦虫をかみつぶしたよう」の意味

にがい虫をかんでしまったときのように、とても不機嫌そうな顔つきの様子。

「苦虫をかみつぶしたよう」の使い方

テストの結果を見た兄は、苦虫をかみつぶしたような顔をしていた。

小学生に理解できる「苦虫をかみつぶしたよう」を使った物語

中学一年のゆうきの近所に、いつも苦虫をかみつぶしたような顔をしている、たなかさんというおじいさんがいました。

ゆうきたちが家の前でボール遊びをしていると、たなかさんはいつも、むすっとした顔で通り過ぎていきます。ゆうきは、少しこわいと思っていました。

ある雨の日、ゆうきが学校から帰ると、たなかさんが重そうな買い物ぶくろを持って、坂道で立ち止まっていました。

ゆうきは、思いきって声をかけました。「荷物、持ちましょうか」。たなかさんはおどろいた顔をしましたが、「すまないね」と、ふくろを一つわたしてくれました。

家まで送ると、たなかさんはぼそっと言いました。「ひざが悪くてね。いたくて、つい顔がこわくなってしまうんだ」。ゆうきは、初めてその理由を知りました。

次の日、ゆうきが家の前を通ると、たなかさんが手をふってくれました。その顔は、今まで見たことがない、やさしい笑顔でした。

見た目だけで、その人のことを決めつけてはいけないのだと、ゆうきは思いました。それから二人は、会うたびにあいさつをするようになりました。

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