故事成語辞典
同じ所でいっしょに生活したり働いたりして、苦労や楽しみを分け合うこと。とても親しい仲間であることのたとえ。
合宿で同じ釜の飯を食った仲間とは、今でも仲がいい。
カズキのお父さんには、高校時代の野球部の仲間が三人います。卒業して三十年近くたった今でも、毎年夏になると、みんなで集まってバーベキューをしています。今年は、カズキもいっしょに連れていってもらいました。おじさんたちは、会うなり肩をたたき合い、まるで高校生にもどったように大笑いしていました。「みんな、どうしてそんなに仲がいいの?」。カズキが聞くと、一人のおじさんが答えました。「高校の三年間、合宿所で寝起きして、毎日いっしょに練習したからね。ぼくたちは、同じ釜の飯を食った仲間なんだよ」。お父さんも続けました。「練習がきつくてみんなで泣いたことも、試合に勝ってみんなでよろこんだこともあった。苦しいことも楽しいことも、全部分け合ってきたんだ」。カズキは、お父さんたちの話を聞きながら、自分のサッカーチームのことを思い出しました。夏の合宿で、チームのみんなと同じ部屋にとまり、同じごはんを食べ、毎日へとへとになるまで練習しました。「ぼくのチームのみんなも、同じ釜の飯を食う仲間なのかな」。カズキがそう言うと、お父さんはうれしそうに笑いました。「大人になっても、きっと会いたくなる仲間になるよ」。
カズキのお父さんには、高校時代の野球部の仲間が三人います。卒業して三十年近くたった今でも、毎年夏になると、みんなで集まってバーベキューをしています。
今年は、カズキもいっしょに連れていってもらいました。おじさんたちは、会うなり肩をたたき合い、まるで高校生にもどったように大笑いしていました。
「みんな、どうしてそんなに仲がいいの?」。カズキが聞くと、一人のおじさんが答えました。「高校の三年間、合宿所で寝起きして、毎日いっしょに練習したからね。ぼくたちは、同じ釜の飯を食った仲間なんだよ」。
お父さんも続けました。「練習がきつくてみんなで泣いたことも、試合に勝ってみんなでよろこんだこともあった。苦しいことも楽しいことも、全部分け合ってきたんだ」。
カズキは、お父さんたちの話を聞きながら、自分のサッカーチームのことを思い出しました。夏の合宿で、チームのみんなと同じ部屋にとまり、同じごはんを食べ、毎日へとへとになるまで練習しました。
「ぼくのチームのみんなも、同じ釜の飯を食う仲間なのかな」。カズキがそう言うと、お父さんはうれしそうに笑いました。「大人になっても、きっと会いたくなる仲間になるよ」。
一つの釜でたいたご飯を、みんなで分けて食べるということにたとえた言い方です。
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