目を掛ける(めをかける)

「目を掛ける」の意味

見こみがあると思って、特に気をつけて世話をしたり、ひいきにしたりすること。

「目を掛ける」の使い方

コーチは、練習熱心な一年生に目を掛けている。

小学生に理解できる「目を掛ける」を使った物語

中学一年のけいたは、吹奏楽部でトランペットを始めました。最初は、なかなか音が出ず、まわりの部員においていかれていました。

それでもけいたは、毎日だれよりも早く音楽室に来て、ロングトーンの練習をしていました。そのすがたを、顧問の先生はずっと見ていました。

ある日、先生はけいたを呼びました。「毎朝がんばっているね。これからは、朝練のときに少しずつ教えてあげよう」。先生は、けいたに目を掛けてくれていたのです。

先生は、息の使い方や、口の形を、ていねいに教えてくれました。けいたは、教わったことを家でも鏡を見ながら練習しました。

三か月がたつと、けいたのトランペットは、見ちがえるほどきれいな音を出すようになりました。部員たちも「けいた、うまくなったね」とおどろきました。

秋の定期演奏会で、けいたは短いソロをまかされました。客席からの拍手を聞きながら、けいたは先生に深く頭を下げました。

あとで先生は言いました。「目を掛けたのは、きみが自分から努力していたからだよ」。けいたは、その言葉を胸に、ますます練習にはげみました。

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