一目散(いちもくさん)

「一目散」の意味

わき目もふらずに、大急ぎで走る様子。

「一目散」の使い方

友達と公園で遊んでいて、突然大きな犬が近づいてきたとき、ぼくは一目散に逃げ出した。これが「一目散」だと思った。

小学生に理解できる「一目散」を使った物語

朝、学校へ行くとちゅう、イブキは公園のクヌギの木に、大きなカブトムシを見つけました。つのの長いオスです。

でも、もう八時十分。ちこくしそうです。イブキは木の皮をそっとなでて、「帰りまで、ここにいてよ」とたのみました。

その日の授業は、なかなか終わりませんでした。算数の時間も、給食のカレーを食べているときも、イブキの頭の中では、カブトムシがつのをふっていました。

帰りの会が終わると、イブキはランドセルをせおうなり、教室を飛び出しました。いつもなら立ち止まるろうかの水そうの前も、ザリガニを見ずに通りすぎます。

校門の前で、同じクラスのノアが「イブキ、いっしょに帰ろう」と声をかけました。イブキは「あとで!」とだけ言って、公園へ一目散にかけていきました。

息を切らしてクヌギの前に立つと、朝と同じところに、黒く光る背中がありました。木のしるをすって、じっとしています。イブキはランドセルを下ろして、草の上にしゃがみこみました。

イブキがそっと手をのばしたとき、うしろから、ノアがはあはあ言いながら追いついてきました。

「イブキ、速すぎ。……うわっ、でっか!」

「一目散」の例文

  • 夕立がざっと降り出すと、公園で鳩にえさをやっていたおじいさんも、一目散に屋根の下へ走りこんだ。
  • 試合終了の笛が鳴ると、選手たちは一目散にスタンドの応援団のところへかけていった。
  • 「ごはんだよ」と呼ぶと、二階にいた弟が一目散に階段をかけおりてきた。

「一目散」の類語

  • まっしぐら
  • 脱兎のごとく

意味や気持ち・場面から言葉を探す

広告この言葉をもっと学べる本

Amazonのアソシエイトとして、故事成語辞典は適格販売により収入を得ています。広告について

慣用句 学習用問題