上には上がある
(うえにはうえがある)

「上には上がある」の意味

いちばんすぐれていると思っても、世の中にはもっとすぐれた人やものがあるということ。

「上には上がある」の使い方

クラスで一番足が速いと思っていたけれど、市の大会に出て、上には上があると知った。

小学生に理解できる「上には上がある」を使った物語

みさきは、クラスでいちばん計算が速いのがじまんでした。計算カードの早さくらべでは、いつも一位でした。

夏休み、みさきは町の公民館で開かれた計算大会に出ることにしました。「きっと、優勝できるわ。」みさきは自信まんまんでした。

ところが、大会が始まってみると、まわりの子たちはとても速く問題をといていきました。みさきが半分もとかないうちに、「できました」と手をあげる子が何人もいたのです。結果は、二十人中、十二位でした。

帰り道、みさきはしょんぼりしていました。お父さんが声をかけました。「上には上があると、よくわかったね。でも、それを知ることができたのは、大会に出たからだよ。」

みさきは、優勝した女の子のことを思い出しました。その子は、毎日そろばんの教室に通っているそうです。「わたしも、もっと練習したら、あんなふうになれるかな。」

その日から、みさきは毎晩、計算の問題集を少しずつとくことにしました。クラスで一番というだけで満足していた自分が、少しはずかしく思えました。

次の年の大会で、みさきは五位に入りました。表しょう状を手にしたみさきは、上には上があることを知ったから、ここまでがんばれたのだと思いました。そして、来年はもっと上をめざそうと心に決めました。

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