上手の手から水が漏れる
(じょうずのてからみずがもれる)

「上手の手から水が漏れる」の意味

どんなにじょうずな人でも、ときには失敗することがあるということ。

「上手の手から水が漏れる」の使い方

ピアノの先生が発表会で一音まちがえて、上手の手から水が漏れることもあるのだと知った。

小学生に理解できる「上手の手から水が漏れる」を使った物語

れいなのお母さんは、料理がとても上手です。近所の人からも、ときどき作り方を聞かれるほどでした。

ある日、れいなの誕生日に、お母さんは特製のケーキを焼いてくれることになりました。れいなは、朝からわくわくしながら待っていました。

ところが、オーブンから出てきたスポンジケーキは、まん中がぺたんとへこんでいました。お母さんは「あら」と声をあげて、目をまるくしました。

「お母さんでも、失敗することがあるんだね。」れいながおどろいて言うと、おばあちゃんが笑いました。「上手の手から水が漏れる、と言ってね。どんなに上手な人でも、たまにはうまくいかないことがあるものなのよ。」

お母さんは、少しはずかしそうに笑いました。「砂糖を入れたあと、まぜすぎちゃったみたい。」

そこで、れいなとお母さんは、いっしょにケーキをかざりつけることにしました。へこんだところに生クリームをたっぷりのせ、いちごをたくさんならべました。すると、ふつうのケーキより豪華に見えるようになりました。

みんなで食べたケーキは、とてもおいしいものでした。れいなは、上手の手から水が漏れることがあっても、そのあとどうするかが大事なのだと思いました。失敗してもあわてないお母さんが、前よりももっとかっこよく見えました。

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