故事成語辞典
調子にのって、度をこえてふざけたりさわいだりすること。
修学旅行の夜に羽目を外しすぎて、先生にしかられた。
中学二年のりくとは、待ちに待った林間学校に参加しました。夜は、同じ部屋の五人で、ふとんをならべてねむることになっています。消灯の時間が過ぎても、五人はなかなかねむれませんでした。最初は小さな声で話していましたが、だんだん楽しくなって、まくら投げが始まりました。りくとは、すっかり羽目を外してしまいました。大声で笑いながら、まくらを力いっぱい投げると、それが部屋の電気のかさに当たって、ぐらりとゆれたのです。その音を聞いて、先生が部屋に入ってきました。「こんな時間に何をしているんだ。ほかの部屋の人は、もうねているよ」。五人は、正座をしてあやまりました。次の朝、りくとたちは、となりの部屋の人たちにもあやまりに行きました。「うるさくてごめんね」。となりの部屋の友だちは「楽しそうだったよ」と笑ってくれました。りくとは、楽しむことと、まわりのことを考えずにさわぐことはちがうのだと気づきました。羽目を外した夜のことは、少しはずかしい思い出になりました。その日の夜、五人は消灯の時間になると、静かにふとんに入りました。小さな声でおやすみを言い合うのも、なかなか楽しいものでした。
中学二年のりくとは、待ちに待った林間学校に参加しました。夜は、同じ部屋の五人で、ふとんをならべてねむることになっています。
消灯の時間が過ぎても、五人はなかなかねむれませんでした。最初は小さな声で話していましたが、だんだん楽しくなって、まくら投げが始まりました。
りくとは、すっかり羽目を外してしまいました。大声で笑いながら、まくらを力いっぱい投げると、それが部屋の電気のかさに当たって、ぐらりとゆれたのです。
その音を聞いて、先生が部屋に入ってきました。「こんな時間に何をしているんだ。ほかの部屋の人は、もうねているよ」。五人は、正座をしてあやまりました。
次の朝、りくとたちは、となりの部屋の人たちにもあやまりに行きました。「うるさくてごめんね」。となりの部屋の友だちは「楽しそうだったよ」と笑ってくれました。
りくとは、楽しむことと、まわりのことを考えずにさわぐことはちがうのだと気づきました。羽目を外した夜のことは、少しはずかしい思い出になりました。
その日の夜、五人は消灯の時間になると、静かにふとんに入りました。小さな声でおやすみを言い合うのも、なかなか楽しいものでした。
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