故事成語辞典
ある人が得意としていることを、ほかの人がもっとうまくやってしまうこと。
いつもは先生が言うだじゃれを、今日は友達が先に言って、先生のお株を奪った。
カナは、クラスでいちばん絵が上手だと言われていました。学級新聞のイラストは、いつもカナの担当です。ところが二学期になって、転校生のリコがやってきました。リコが自己紹介のときに黒板に描いたネコの絵は、まるで本物のようで、クラスのみんなが「すごい!」と声を上げました。次の学級新聞のイラストは、みんなの希望でリコが描くことになりました。カナは、すっかりお株を奪われた気持ちになりました。家に帰っても、くやしくて、なかなか眠れませんでした。次の日、カナは思い切ってリコに話しかけました。「どうしたら、あんなふうに描けるの?」リコは少しおどろいた顔をしてから、うれしそうに答えました。「わたし、毎日ノートに一枚ずつ描いているの。カナちゃんの色のぬり方、前からきれいだなって思ってたんだ」。それから二人は、いっしょに絵を描くようになりました。線はリコ、色ぬりはカナが担当すると、今までにないほどすてきなイラストができあがりました。お株を奪われたと思ったことが、新しい友だちと出会うきっかけになったのでした。
カナは、クラスでいちばん絵が上手だと言われていました。学級新聞のイラストは、いつもカナの担当です。
ところが二学期になって、転校生のリコがやってきました。リコが自己紹介のときに黒板に描いたネコの絵は、まるで本物のようで、クラスのみんなが「すごい!」と声を上げました。
次の学級新聞のイラストは、みんなの希望でリコが描くことになりました。カナは、すっかりお株を奪われた気持ちになりました。家に帰っても、くやしくて、なかなか眠れませんでした。
次の日、カナは思い切ってリコに話しかけました。「どうしたら、あんなふうに描けるの?」
リコは少しおどろいた顔をしてから、うれしそうに答えました。「わたし、毎日ノートに一枚ずつ描いているの。カナちゃんの色のぬり方、前からきれいだなって思ってたんだ」。
それから二人は、いっしょに絵を描くようになりました。線はリコ、色ぬりはカナが担当すると、今までにないほどすてきなイラストができあがりました。
お株を奪われたと思ったことが、新しい友だちと出会うきっかけになったのでした。
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