水入らず(みずいらず)

「水入らず」の意味

身内だけで、他人がまじっていないこと。

「水入らず」の使い方

久しぶりに、家族水入らずで温泉に出かけた。

小学生に理解できる「水入らず」を使った物語

中学一年のまゆの家は、お父さんもお母さんも仕事がいそがしく、家族そろって出かけることはめったにありませんでした。お兄さんも、高校の部活で毎日おそくまで帰ってきません。

ある日、お父さんが言いました。「今度の連休は、みんな休みが取れたぞ。家族水入らずで、キャンプに行こう」。まゆは思わず「やった」と声をあげました。

キャンプ場に着くと、お父さんとお兄さんがテントを立て、まゆとお母さんがカレーを作りました。玉ねぎを切りながら、まゆは涙が出て、みんなに笑われました。

夜、たき火を囲んで、四人でいろいろな話をしました。お兄さんが部活でレギュラーになったこと、お母さんが仕事で新しい役目をまかされたこと。どれも初めて聞く話ばかりでした。

まゆも、学校で友だちとけんかして、仲直りしたことを話しました。お父さんは「よく自分からあやまったな」と、まゆの頭をなでてくれました。

空を見上げると、町では見たことがないほどたくさんの星が光っていました。四人はしばらく、だまって星をながめました。

家に帰ってからも、まゆはあの夜のことをよく思い出しました。家族水入らずで過ごす時間は、何よりのごちそうなのだと思いました。

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