気を回す(きをまわす)

「気を回す」の意味

あれこれと先のことまで考えて、気をつかったり疑ったりすること。

「気を回す」の使い方

先生に呼ばれただけなのに、叱られるのかと気を回してしまった。

小学生に理解できる「気を回す」を使った物語

メイの友だちのアオイが、朝からずっと元気がありません。話しかけても、「うん」と短く答えるだけです。

メイは、あれこれと気を回しました。「わたし、きのう何かいやなことを言ったかな」「アオイちゃん、わたしのことがきらいになったのかな」。考えれば考えるほど、心配がふくらんでいきます。

メイは、休み時間もアオイに話しかけられず、一人で教室のすみにいました。給食も、あまりのどを通りませんでした。

放課後、メイは思い切って聞いてみました。「アオイちゃん、今日、元気がないね。わたし、何かしちゃった?」。

アオイはおどろいた顔をして、首を横にふりました。「ちがうよ。実は、きのうの夜、飼っているハムスターが病院に行ったの。心配で、ずっと考えていたんだ」。

メイは、ほっとすると同時に、自分がよけいな気を回していたことに気づきました。アオイの元気がないのは、メイのせいではなかったのです。

「ハムスター、早くよくなるといいね」。メイが言うと、アオイは少し笑ってうなずきました。気を回しすぎる前に、まず話を聞いてみることが大切なのだと、メイは思ったのでした。

「気を回す」の例文

  • 祖母は、わたしが帰る前に気を回して、駅までのタクシーを呼んでおいてくれた。
  • 返事がおそいだけなのに、嫌われたのではと気を回しすぎて眠れなかった。
  • 上司の顔色に気を回してばかりいると、自分の仕事が進まない。

「気を回す」の類語

  • 気を利かせる
  • 勘ぐる

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