高嶺の花(たかねのはな)

「高嶺の花」の意味

遠くからながめるだけで、手に入れることができないもの。

「高嶺の花」の使い方

あの最新の自転車は、ぼくにとっては高嶺の花だ。

小学生に理解できる「高嶺の花」を使った物語

ソラは、駅前のおもちゃ屋さんのショーウインドーにかざられている、大きな鉄道模型が大好きでした。学校の帰りに、毎日のようにガラスごしにながめています。

けれど値札を見ると、ソラのお年玉を全部合わせても、まったく足りない金額でした。

「あの模型は、ぼくにとって高嶺の花だなあ」。ソラがつぶやくと、いっしょにいたお父さんが言いました。「見ているだけでも楽しいだろう。それに、自分で作ってみるという手もあるぞ」。

その週末、ソラはお父さんといっしょに、牛乳パックや段ボールを集めて、自分だけの駅と電車を作り始めました。線路は、色画用紙を細く切ってつなげました。

何週間もかけて、部屋のすみに小さな町ができあがりました。ショーウインドーの模型のようには走りませんが、ソラにとっては世界で一つだけの宝物です。

それからもソラは、ときどきおもちゃ屋さんの前で立ち止まります。あの模型は、今も高嶺の花のままです。

けれどソラは、ながめながら「次は、あの鉄橋を作ってみよう」と考えるのが、楽しみになったのでした。

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