耳を揃える(みみをそろえる)

「耳を揃える」の意味

お金を、不足なく全部そろえること。

「耳を揃える」の使い方

借りていた千円を、耳を揃えて兄に返した。

小学生に理解できる「耳を揃える」を使った物語

マコトは、去年の夏、お姉ちゃんからゲーム機を買うお金を二千円借りました。「おこづかいをもらったら少しずつ返すね」と約束していたのです。

ところが、マコトは三百円返したところで、残りのことをすっかり忘れていました。ある日、お姉ちゃんに「まだ千七百円残ってるよ」と言われて、ようやく思い出しました。

「ごめん。今度まとめて返すよ」とマコトが言うと、お姉ちゃんは「今度っていつ? ちゃんと耳を揃えて返してね」と言いました。

マコトは、次のおこづかいの日までに、自分で使えるお金をよく考えました。お菓子を買うのをがまんし、まんがは図書館で借りることにしました。

そして、お年玉の残りと合わせて、ちょうど千七百円を用意しました。十円玉まで数えまちがいがないか、二回たしかめてからふうとうに入れました。

「はい、残りの千七百円。耳を揃えて返すよ」。マコトがふうとうをわたすと、お姉ちゃんは中身を数えて、「たしかに」とにっこりしました。マコトは、肩の荷が下りたように、すっきりした気持ちになりました。

「耳を揃える」の例文

  • 父は、車を買うときに祖父から借りたお金を、五年かけてためて、耳を揃えて返した。
  • いとこは、アルバイトでためたお金で、ほしかったギターの代金を耳を揃えて払った。
  • お祭りの会費を集める係になった母は、一円も足りないところがないように確かめて、耳を揃えて会長にわたした。

「耳を揃える」の由来

「耳」は昔のお金(小判など)のふちのことで、そのふちをそろえて全部そろえる、ということからきた言い方だと言われます。

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