心を許す(こころをゆるす)

「心を許す」の意味

相手を信用して、警戒する気持ちをなくすこと。

「心を許す」の使い方

転校してきた子も、今ではすっかりぼくに心を許してくれている。

小学生に理解できる「心を許す」を使った物語

ユイの家に、保護犬のコタロウがやってきました。コタロウは前の家でさびしい思いをしていたらしく、だれかが近づくと、部屋のすみで体をちぢめてしまいます。

ユイは、コタロウにさわりたくてたまりませんでした。けれど、お母さんが言いました。「コタロウが心を許すまで、あせらずに待ってあげようね」。

ユイは毎日、コタロウから少しはなれたところに座って、静かに本を読みました。ごはんの時間には、「コタロウ、ごはんだよ」とやさしく声をかけました。

一週間たっても、コタロウは近づいてきません。ユイはがっかりしそうになりましたが、それでも同じように過ごし続けました。

二週間がたったある日、ユイが本を読んでいると、ひざのあたりに何かがふれました。見ると、コタロウがそっと鼻をくっつけていたのです。

ユイは、声を出さないように、ゆっくりとコタロウの頭をなでました。コタロウは目を細めて、ユイのひざにあごをのせました。ようやく、コタロウがユイに心を許してくれたのです。

それからコタロウは、ユイが学校から帰ると、しっぽをふってげんかんまでむかえに来るようになったのでした。

「心を許す」の例文

  • 長い間争っていた二つの国の王は、話し合いを重ねて、ようやくおたがいに心を許すようになった。
  • 人見知りの祖父も、毎週たずねてくるヘルパーさんにはすっかり心を許している。
  • 心を許していた仲間に秘密を話したら、次の日にはクラス中に広まっていた。

「心を許す」の類語

  • 気を許す
  • 打ち解ける

「心を許す」の対義語

  • 心を閉ざす
  • 警戒する

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