故事成語辞典
相手を信用して、警戒する気持ちをなくすこと。
転校してきた子も、今ではすっかりぼくに心を許してくれている。
ユイの家に、保護犬のコタロウがやってきました。コタロウは前の家でさびしい思いをしていたらしく、だれかが近づくと、部屋のすみで体をちぢめてしまいます。ユイは、コタロウにさわりたくてたまりませんでした。けれど、お母さんが言いました。「コタロウが心を許すまで、あせらずに待ってあげようね」。ユイは毎日、コタロウから少しはなれたところに座って、静かに本を読みました。ごはんの時間には、「コタロウ、ごはんだよ」とやさしく声をかけました。一週間たっても、コタロウは近づいてきません。ユイはがっかりしそうになりましたが、それでも同じように過ごし続けました。二週間がたったある日、ユイが本を読んでいると、ひざのあたりに何かがふれました。見ると、コタロウがそっと鼻をくっつけていたのです。ユイは、声を出さないように、ゆっくりとコタロウの頭をなでました。コタロウは目を細めて、ユイのひざにあごをのせました。ようやく、コタロウがユイに心を許してくれたのです。それからコタロウは、ユイが学校から帰ると、しっぽをふってげんかんまでむかえに来るようになったのでした。
ユイの家に、保護犬のコタロウがやってきました。コタロウは前の家でさびしい思いをしていたらしく、だれかが近づくと、部屋のすみで体をちぢめてしまいます。
ユイは、コタロウにさわりたくてたまりませんでした。けれど、お母さんが言いました。「コタロウが心を許すまで、あせらずに待ってあげようね」。
ユイは毎日、コタロウから少しはなれたところに座って、静かに本を読みました。ごはんの時間には、「コタロウ、ごはんだよ」とやさしく声をかけました。
一週間たっても、コタロウは近づいてきません。ユイはがっかりしそうになりましたが、それでも同じように過ごし続けました。
二週間がたったある日、ユイが本を読んでいると、ひざのあたりに何かがふれました。見ると、コタロウがそっと鼻をくっつけていたのです。
ユイは、声を出さないように、ゆっくりとコタロウの頭をなでました。コタロウは目を細めて、ユイのひざにあごをのせました。ようやく、コタロウがユイに心を許してくれたのです。
それからコタロウは、ユイが学校から帰ると、しっぽをふってげんかんまでむかえに来るようになったのでした。
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