心をつくす(こころをつくす)

「心をつくす」の意味

まごころをこめて、相手のためにできる限りのことをすること。

「心をつくす」の使い方

祖母の誕生日に、心をつくして手紙を書いた。

小学生に理解できる「心をつくす」を使った物語

ミサキのおばあちゃんが、足のけがで入院することになりました。おばあちゃんは、毎日の楽しみだった庭の花の世話ができなくなり、とてもさびしそうでした。

ミサキは考えました。「おばあちゃんのために、わたしにできることは何だろう」。

ミサキは、毎日学校から帰ると、おばあちゃんの家に寄って、花に水をやりました。雑草をぬき、しおれた花をつみとりました。そして、花のようすを写真にとって、お母さんといっしょに病院へ持っていきました。

「今日は、赤いバラが三つさいたよ」。写真を見せると、おばあちゃんはうれしそうに目を細めました。

ミサキは、おばあちゃんが退院するまで、一日も休まずに花の世話を続けました。雨の日はかさをさして見回り、風の強い日は、たおれそうな花にささえの棒を立てました。

一か月後、退院したおばあちゃんは、庭いっぱいにさいた花を見て、涙ぐみました。「ミサキが心をつくしてくれたから、花がこんなに元気なんだね」。

ミサキは照れくさそうに笑いました。おばあちゃんのために心をつくすことは、ちっとも大変ではありませんでした。むしろ、毎日がとても楽しかったのです。

「心をつくす」の例文

  • その旅館では、おかみさんが心をつくしてお客さんをもてなし、帰りには手書きの地図をわたしてくれる。
  • 保護された子犬たちを、ボランティアの人たちは、新しい飼い主が見つかるまで心をつくして世話した。
  • 心をつくして選んだプレゼントだったのに、兄は「ありがと」とひとこと言っただけだった。

「心をつくす」の類語

  • 真心をこめる
  • 誠意をつくす
  • 心を砕く

「心をつくす」の由来

「つくす」は、ありったけを出しきることです。心をありったけ使う、という意味の言い方です。

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