自腹を切る(じばらをきる)

「自腹を切る」の意味

自分が払わなくてもよいお金を、自分のお金で払うこと。

「自腹を切る」の使い方

部のボールが足りなかったので、キャプテンが自腹を切って新しいボールを買ってきた。

小学生に理解できる「自腹を切る」を使った物語

ソウタのお父さんは、少年サッカーチームのコーチをしています。コーチはボランティアで、お金はもらっていません。

ある日、チームが市の大会で三位になりました。みんな大よろこびで、試合のあと、コーチのまわりに集まりました。

「よくがんばったな。今日は、コーチがみんなにアイスをごちそうするぞ!」

子どもたちは歓声をあげました。けれど、ソウタは少し心配になりました。チームのお金からではなく、お父さんが自分の財布から出しているのを見たからです。

家に帰ってから、ソウタはお父さんに聞きました。「お父さん、アイスのお金、自腹を切ったんでしょう?」。

お父さんは笑って答えました。「みんながあんなにがんばったんだ。少しくらい自腹を切っても、うれしい顔を見られたら、それで十分さ」。

ソウタは、お父さんがコーチの仕事を、心から楽しんでいるのだとわかりました。

次の大会の前、ソウタはチームのみんなと相談して、お父さんにお礼の手紙を書きました。「いつも自腹を切ってまで応援してくれて、ありがとうございます」。手紙を読んだお父さんは、少し照れくさそうに笑っていました。

「自腹を切る」の例文

  • 取材に行った記者は、店の料理を自腹を切って食べ、正直な感想を記事に書いた。
  • 弟が友だちのゲーム機をこわしてしまい、兄が自腹を切って弁償した。
  • 「研究のお金では買えないから」と、その学者は自腹を切って実験の道具をそろえた。

「自腹を切る」の類語

  • 身銭を切る
  • ポケットマネーで払う

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