力を貸す(ちからをかす)

「力を貸す」の意味

人を助けること。手伝うこと。

「力を貸す」の使い方

重い荷物を運んでいる友達に、力を貸した。

小学生に理解できる「力を貸す」を使った物語

学校から帰ると、マンションの入り口で、となりの部屋の佐野さんがスマホを手に立っていました。「ショウくん、ちょうどよかった。ちょっと力を貸してくれない?」

佐野さんは、八十歳をこえたおばあさんです。北海道にいる孫に赤ちゃんが生まれて、写真が送られてきたのに、どこを押しても大きくならないのだそうです。ショウはランドセルをせおったまま、ベンチにならんですわりました。

写真は、メッセージのアプリの中にありました。ショウが二本の指を画面に当てて広げると、赤ちゃんの顔が画面いっぱいになりました。佐野さんは「まあ」と言ったきり、しばらく画面から目をはなしませんでした。

そのあと、ショウは、返事にスタンプを送るやり方と、写真を保存するやり方を教えました。佐野さんは、ショウの言うことを、広告のうらに大きな字でメモしていきます。「保存」の「存」が思い出せなくて、ショウが書いてあげることもありました。

夕方、ショウの家のインターホンが鳴りました。ドアを開けると、佐野さんが、ラップをかけたお皿を持って立っていました。お皿の上には、おいなりさんが六つならんでいます。「これは、先生へのお礼」と、佐野さんはすました顔で言いました。

「力を貸す」の例文

  • 町の夏祭りを続けられるように、商店街の人たちが力を貸してくれた。
  • 姉は毎晩、算数が苦手な弟の九九の練習に力を貸した。
  • 「大会に出るには、あと二人足りないんだ。力を貸してくれないか」と、キャプテンが友だちにたのんだ。

「力を貸す」の類語

「力を貸す」の対義語

  • 足を引っぱる

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