一肌脱ぐ(ひとはだぬぐ)

「一肌脱ぐ」の意味

人のために、本気になって力を貸すこと。

「一肌脱ぐ」の使い方

困っている友達のために、ぼくが一肌脱ぐことにした。

小学生に理解できる「一肌脱ぐ」を使った物語

カイトのとなりの家に住むおばあさんは、ひとりぐらしです。ある冬の日、大雪が降って、おばあさんの家の前の道が、雪でうまってしまいました。

おばあさんは、雪かきをしようとしましたが、腰が痛くて、なかなか進みません。窓からその様子を見ていたカイトのお父さんが、上着を着ながら言いました。「よし、ここはひとつ、一肌脱ぐとするか」。

お父さんは、スコップを持って外へ出ました。カイトも、小さなスコップを持ってついていきました。

二人は、おばあさんの家の前から道路まで、汗をかきながら雪をどけていきました。それを見た近所の人たちも、次々に手伝いに来てくれました。一時間ほどで、道はすっかり歩けるようになりました。

おばあさんは、何度も頭を下げました。「本当に助かりました。みなさん、ありがとう」。そして、温かいあま酒を、みんなにふるまってくれました。

家に帰ってから、カイトはお父さんに聞きました。「一肌脱ぐって、どういう意味?」。お父さんは笑って答えました。「人のために、本気で力を貸すってことさ」。

カイトは、次に雪が降ったときは、自分から一肌脱いで、おばあさんの家の雪かきをしようと思ったのでした。

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