世間知らず(せけんしらず)

「世間知らず」の意味

世の中のことや常識を、よく知らないこと。また、そのような人。

「世間知らず」の使い方

お城で育ったお姫様は世間知らずで、お金の使い方も知らなかった。

小学生に理解できる「世間知らず」を使った物語

春から、カエデはおばあちゃんの家でくらしています。留守番をしていた土曜日の朝、となりのおばさんが「回覧板、お願いね」と青いバインダーをわたしてくれました。

カエデはお礼を言って受け取りましたが、「かいらんばん」が何なのか、分かりませんでした。前のマンションでは見たことがなかったのです。中には、町内のそうじの日のお知らせがはさまっていました。

きっと、おばあちゃんへのお手紙だ。だったら返事を書かなくちゃ。カエデは、紙のうらにていねいな字で書きました。「おしらせ、ありがとうございました。そうじの日は、カエデも出ます」。そして、となりのおばさんに返しにいきました。

お昼に帰ってきたおばあちゃんは、話を聞いて、おなかをかかえて笑いました。「回覧板はね、読んだら次の家へ回すものなの。となりに返したら、一周もしないで終わっちゃうよ」

「世間知らずだねえ、うちの孫は」と、おばあちゃんはまだ笑っています。カエデは顔が熱くなりました。

夕方、二人でとなりへ行くと、おばさんはうらの返事を見せて、「これ、このまま回すわね」と言いました。次の週に回ってきた回覧板には、カエデの返事の下に、知らない人の字で「そうじの日、待ってます」と書きそえてありました。

「世間知らず」の例文

  • 「名刺のわたし方も知らないなんて、世間知らずだと思われるよ」と、先輩は新しく入った社員に教えた。
  • 世間知らずだった若いころ、知らない人の「もうかる話」を信じて、大事な貯金をなくしたと、おじは話してくれた。
  • 島の小さな学校で育ったわたしは、都会の駅で切符の買い方が分からず、自分の世間知らずを思い知った。

「世間知らず」の類語

  • 井の中の蛙
  • 常識知らず

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