押しも押されもせぬ(おしもおされもせぬ)

「押しも押されもせぬ」の意味

実力があって、だれからも認められ、堂々としている様子。

「押しも押されもせぬ」の使い方

彼は今では、押しも押されもせぬチームのエースだ。

小学生に理解できる「押しも押されもせぬ」を使った物語

ユイのおじいちゃんは、町で四十年以上続くおそば屋さんの店主です。おじいちゃんのおそばは、テレビや雑誌でも何度も紹介されていて、遠くからわざわざ食べに来る人もいます。

ある日、ユイはおじいちゃんのお店を手伝いに行きました。お昼前なのに、お店の前には、もう長い行列ができていました。

お店の中では、おじいちゃんが、もくもくとそばを打っていました。その姿は、どっしりとしていて、少しも迷いがありません。

行列にならんでいたお客さんが、話しているのが聞こえました。「この店のおやじさんは、今や押しも押されもせぬ、町一番のそば職人だね」。

ユイは、なんだか誇らしい気持ちになりました。けれど、休けい時間におじいちゃんに聞いてみると、おじいちゃんは笑って言いました。「若いころは、失敗ばかりだったよ。毎日そばを打って、少しずつ上手になったんだ」。

四十年間、毎日休まずにそばを打ち続けたからこそ、おじいちゃんは押しも押されもせぬ職人になったのです。

ユイは、おじいちゃんの打ったそばを食べながら、自分もいつか、何か一つのことで、だれからも認められるような人になりたいと思ったのでした。

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