横車を押す(よこぐるまをおす)

「横車を押す」の意味

理屈に合わないことを、無理に押し通そうとすること。

「横車を押す」の使い方

決まったルールを無視して横車を押すのは、ずるいと思う。

小学生に理解できる「横車を押す」を使った物語

六年生のクラスでは、卒業式の前の「お別れ会」で何をするか話し合っていました。多数決の結果、クラス全員で劇をすることに決まりました。

ところが、ダイスケは納得しませんでした。「劇なんてつまらないよ。ドッジボール大会にしよう。ぼくはドッジボールのほうがいいと思う」

「でも、もう多数決で決まったんだよ」と司会のマイが言っても、ダイスケは「決まり方がおかしい」「劇は準備が大変だ」と、次々に理由をつけて反対し続けました。

話し合いはなかなか進みません。とうとう、先生が静かに言いました。「みんなで決めたことを、一人の考えだけでひっくり返そうとするのは、横車を押すことになってしまうよ。意見を言うのは大事だけど、決まったことには協力しよう」

ダイスケは、しばらくだまっていました。それから、「わかった。じゃあ、劇の中にドッジボールの場面を入れてもいい?」と聞きました。みんなは笑って、「それならいいよ」と答えました。

お別れ会の劇は大成功でした。ドッジボールの場面ではダイスケが大活躍して、会場は笑いにつつまれました。会のあと、ダイスケは「横車を押さなくてよかった」と、照れくさそうに言いました。

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