一旗揚げる(ひとはたあげる)

「一旗揚げる」の意味

新しく仕事などを始めて、成功しようとすること。

「一旗揚げる」の使い方

おじは、東京で一旗揚げようと、パン屋を開いた。

小学生に理解できる「一旗揚げる」を使った物語

ユイのいとこのお兄さんは、大学を卒業したあと、会社につとめずに、ふるさとの町にもどってきました。そして、言いました。「この町のりんごを使って、ジュースの会社を作りたいんだ。ここで一旗揚げてみせるよ」。

町の大人たちは、心配しました。「この小さな町で、本当にうまくいくのかね」。

お兄さんは、りんご農家を一けん一けん回って、形が悪くて売れないりんごを買い取らせてもらいました。そして、古い倉庫を借りて、ジュースを作り始めました。

最初の一年は、なかなか売れませんでした。けれど、お兄さんはあきらめず、町のお祭りや駅前で、ジュースの試飲会を開き続けました。

二年目、ある雑誌がお兄さんのジュースを取り上げてくれました。すると、全国から注文が来るようになり、町のりんご農家の人たちも大よろこびしました。

ユイがお兄さんの倉庫をたずねると、お兄さんは、できたてのジュースを飲ませてくれました。甘くて、すっきりした味でした。

「一旗揚げるって言ったときは、みんなに心配されたけどね」。お兄さんは、少し照れくさそうに笑いました。ユイは、夢に向かって動き出す勇気って、すてきだなと思ったのでした。

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