抜き差しならない(ぬきさしならない)

「抜き差しならない」の意味

どうにもならず、身動きがとれない状態であること。

「抜き差しならない」の使い方

小さなうそを重ねるうちに、抜き差しならないことになってしまった。

小学生に理解できる「抜き差しならない」を使った物語

中学一年のこうたは、クラスの友だちに「ぼく、英語がペラペラなんだ」と、つい見えをはってしまいました。本当は、英語はあまり得意ではありません。

すると、その話がひろまり、英語の先生の耳にも入りました。先生は「それなら、来週の授業で、英語で自己紹介をしてもらおうかな」と言いました。

こうたは、だんだん抜き差しならない立場に追いこまれていきました。今さら「うそでした」とは言い出しにくく、毎晩なやみました。

とうとう、こうたは先生に本当のことを話しに行きました。「ごめんなさい。見えをはって、ペラペラだなんて言ってしまいました」。

先生は、少しおどろいてから、やさしく言いました。「正直に話してくれてありがとう。せっかくだから、一週間で自己紹介を練習してみない。手伝うよ」。

こうたは、先生といっしょに、短い自己紹介の文を作り、毎日声に出して練習しました。発表の日、こうたは少しつっかえながらも、最後まで英語で話すことができました。

クラスのみんなは、大きな拍手をしてくれました。小さなうそは、思ったより大きくなってしまうことがあると、こうたは身にしみてわかったのでした。

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