故事成語辞典
年をとったら、意地をはらずに、子どもの言うことに従うのがよいということ。
祖父は老いては子に従えと言って、父のすすめどおりに新しいスマートフォンを使いはじめた。
ゆきなのおじいちゃんは、七十五さいです。長いあいだ、近所の買い物に自転車で出かけていました。ところが、ある日、おじいちゃんは自転車ごとよろけて、道ばたの草むらにたおれてしまいました。さいわい、すりきずだけですみましたが、家族はとても心配しました。その夜、ゆきなのお父さんが言いました。「お父さん、これからは自転車はやめて、買い物はぼくたちといっしょに行こうよ。」おじいちゃんは、むっとした顔をしました。「まだまだ、自転車くらい乗れるさ。」おじいちゃんは、自分でできることを手放したくなかったのです。ゆきなは、おじいちゃんのとなりにすわって言いました。「おじいちゃんがけがをしたら、わたし、すごく悲しいよ。いっしょに買い物に行けたら、うれしいな。」おじいちゃんは、しばらくだまっていました。そして、ふっと笑って言いました。「老いては子に従え、と言うからな。それに、孫にまでそう言われたら、かなわないよ。」次の週から、おじいちゃんは週に二回、ゆきなたちと車でスーパーに行くようになりました。ゆきなはおじいちゃんといっしょにお菓子を選ぶのが、新しい楽しみになりました。おじいちゃんも、家族とすごす時間がふえて、うれしそうでした。
ゆきなのおじいちゃんは、七十五さいです。長いあいだ、近所の買い物に自転車で出かけていました。
ところが、ある日、おじいちゃんは自転車ごとよろけて、道ばたの草むらにたおれてしまいました。さいわい、すりきずだけですみましたが、家族はとても心配しました。
その夜、ゆきなのお父さんが言いました。「お父さん、これからは自転車はやめて、買い物はぼくたちといっしょに行こうよ。」
おじいちゃんは、むっとした顔をしました。「まだまだ、自転車くらい乗れるさ。」おじいちゃんは、自分でできることを手放したくなかったのです。
ゆきなは、おじいちゃんのとなりにすわって言いました。「おじいちゃんがけがをしたら、わたし、すごく悲しいよ。いっしょに買い物に行けたら、うれしいな。」
おじいちゃんは、しばらくだまっていました。そして、ふっと笑って言いました。「老いては子に従え、と言うからな。それに、孫にまでそう言われたら、かなわないよ。」
次の週から、おじいちゃんは週に二回、ゆきなたちと車でスーパーに行くようになりました。ゆきなはおじいちゃんといっしょにお菓子を選ぶのが、新しい楽しみになりました。おじいちゃんも、家族とすごす時間がふえて、うれしそうでした。
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