春眠暁を覚えず
(しゅんみんあかつきをおぼえず)

「春眠暁を覚えず」の意味

春の夜はねごこちがよいので、朝になったのにも気づかず、ついねすごしてしまうということ。

「春眠暁を覚えず」の使い方

春眠暁を覚えずで、春休みはつい九時すぎまでねてしまう。

小学生に理解できる「春眠暁を覚えず」を使った物語

四月になり、あたたかい日が続くようになりました。小学六年生のはるかは、毎朝なかなかふとんから出られなくなっていました。

「はるか、もう七時半よ。」お母さんの声で、はるかはあわてて飛び起きました。目覚まし時計は鳴ったはずなのに、まったく気がつかなかったのです。

急いで朝ごはんを食べながら、はるかは言いました。「冬はちゃんと起きられたのに、どうして春になると起きられないんだろう。」

すると、新聞を読んでいたおじいちゃんが笑って言いました。「春眠暁を覚えず、と言ってね。春の夜はあたたかくて気持ちがいいから、朝になったのも気づかずにねむってしまうんだ。昔から、みんな同じなんだよ。」

「みんな同じなら、しかたないね。」はるかがほっとした顔をすると、お母さんがすかさず言いました。「でも、学校におくれていいわけじゃないわよ。」

その夜、はるかは目覚まし時計を、ふとんから少しはなれたたなの上におくことにしました。鳴ったら、起き上がって止めにいかなければなりません。それに、いつもより三十分早くふとんに入ることにしました。

次の朝、目覚まし時計が鳴ると、はるかはむくりと起き上がって止めました。まどを開けると、桜の花びらが風にまっていました。春眠暁を覚えずというけれど、早起きした朝の空気も気持ちがいいものだと、はるかは思いました。

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