多勢に無勢
(たぜいにぶぜい)

「多勢に無勢」の意味

相手の人数が多く、こちらの人数が少なくては、とてもかなわないということ。

「多勢に無勢」の使い方

三人で十人のチームと綱引きをしたが、多勢に無勢で、あっというまに負けてしまった。

小学生に理解できる「多勢に無勢」を使った物語

冬の朝、雪がたくさんつもりました。小学四年生のかずまは、休み時間に校庭で雪合戦をすることになりました。

チーム分けをすると、かずまのチームはたった三人、相手のチームは十人になってしまいました。「人数がちがいすぎるよ。」かずまが言っても、もう試合は始まっていました。

雪玉が、四方八方から飛んできました。かずまたちも一生けんめい投げ返しましたが、三人ではとてもふせぎきれません。あっというまに、雪まみれになってしまいました。

「まいった、まいった。」かずまたちは、手をあげて降参しました。そばで見ていた先生が笑って言いました。「多勢に無勢だったね。三人で十人に勝つのは、さすがにむずかしいよ。」

「先生、人数をそろえてもう一回やりたいです。」かずまが言うと、相手のチームのリーダーも「いいよ、今度は同じ人数でやろう」と賛成してくれました。

もう一度チームを分け直し、どちらも六人と七人になりました。二回目の雪合戦は、手に汗をにぎる接戦になりました。かずまは、雪のかべにかくれながら作戦を立て、みんなで力を合わせて戦いました。

結果は、かずまのチームの勝ちでした。「さっきは多勢に無勢だったけれど、同じくらいの人数なら負けないぞ。」かずまは、仲間とハイタッチをして、雪の中で大笑いしました。

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