栴檀は双葉より芳し
(せんだんはふたばよりかんばし)

「栴檀は双葉より芳し」の意味

のちに大成するような人は、子どものころから、すでにすぐれたところを見せているということ。

「栴檀は双葉より芳し」の使い方

有名な画家の子どものころの絵を見て、栴檀は双葉より芳しというのは本当だと思った。

小学生に理解できる「栴檀は双葉より芳し」を使った物語

小学六年生のまさとは、夏休みに、町の美術館で開かれている展覧会に出かけました。この町出身の有名な画家の作品を集めた展覧会です。

会場の入り口には、画家が小学生のころにかいた絵がかざられていました。近所の川と橋をかいた水彩画でしたが、水のきらめきや空の色がとても美しく、とても子どもがかいたとは思えませんでした。

「すごい。ぼくと同じくらいの年に、こんな絵をかいていたんだ。」まさとがおどろいていると、いっしょに来ていたお父さんが言いました。「栴檀は双葉より芳し、という言葉があるんだ。栴檀という香りのよい木は、芽を出したばかりの小さな葉のころから、もういい香りがするという意味だよ。」

「じゃあ、すごい人は、子どものころから特別なんだね。」まさとが少しさびしそうに言うと、お父さんは別の展示を指さしました。

そこには、画家が子どものころに毎日つけていたスケッチブックが何十冊もならんでいました。どのページにも、草花や虫、町の人々の絵がびっしりとかきこまれていました。

「才能もあったかもしれない。でも、毎日かき続けていたからこそ、あの絵がかけたんだろうね。」

まさとは、家に帰るとすぐに、新しいスケッチブックを買いに行きました。栴檀は双葉より芳しというけれど、自分も今日から毎日かいてみようと思ったのです。

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