おうむ返し(おうむがえし)

「おうむ返し」の意味

相手の言ったことを、そのまま繰り返して言うこと。

「おうむ返し」の使い方

「今日の給食なに?」と聞いたら、弟は「今日の給食なに?」とおうむ返しにするだけだった。

小学生に理解できる「おうむ返し」を使った物語

ユイの家には、三歳の弟のコウタがいます。コウタは最近、ユイの言うことをなんでもまねするようになりました。

ユイが「ただいま」と言えば、コウタも「ただいま」。ユイが「おなかすいた」と言えば、コウタも「おなかすいた」。ユイが言ったことを、そのままおうむ返しにするのです。はじめはかわいいと思っていたユイも、だんだんこまってきました。

ある夜、ユイは宿題の算数の問題がわからなくて、「どうしよう、わからないよ」とつぶやきました。すると横でコウタが「どうしよう、わからないよ」とくり返したので、ユイは思わず笑ってしまいました。

台所からその声を聞いていたお母さんが言いました。「小さい子は、まねをしながら言葉をおぼえていくのよ。ユイも小さいころは、お母さんの言うことをおうむ返しにしていたんだから」

それを聞いて、ユイは少しうれしくなりました。それなら、コウタにいい言葉をたくさん聞かせてあげよう。ユイは、コウタの前で「ありがとう」「いただきます」「おやすみなさい」をていねいに言うようにしました。

何日かたって、ユイがおやつのクッキーを分けてあげると、コウタはまねではなく自分から「ありがとう」と言いました。ユイは「どういたしまして」と答えて、弟の頭をなでました。

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