気が引ける(きがひける)

「気が引ける」の意味

引け目を感じて、気おくれすること。

「気が引ける」の使い方

何度も借りてばかりなので、また消しゴムを貸してと言うのは気が引ける。

小学生に理解できる「気が引ける」を使った物語

ミナミのクラスでは、学芸会の劇の配役を決めることになりました。先生が「主役をやりたい人はいますか」と聞くと、教室がしんとしました。

ミナミは、本当は主役をやってみたいと思っていました。けれど、クラスには歌も演技も上手なアカリがいます。自分が手をあげるのは、なんだか気が引けて、ひざの上でぎゅっと手をにぎってしまいました。

休み時間、アカリがミナミに話しかけてきました。「ミナミちゃん、さっき手をあげたそうにしてたよね。わたし、今回は照明係をやりたいの。主役、やってみたら?」

ミナミはおどろきました。「でも、わたしなんかより、アカリちゃんのほうが上手だし……」

「上手かどうかより、やってみたい気持ちが大事だよ」。アカリはそう言って、にっこり笑いました。

次の学級会で、ミナミは思い切って手をあげました。気が引ける気持ちはまだ少し残っていましたが、もう下を向くのはやめようと決めたのです。

本番の日、ミナミが舞台に立つと、アカリの当てる照明が、ミナミをやさしく照らしてくれました。

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